RockyLinuxでの固定IPアドレスの設定
RockyLinuxの情報まだまだ少ないですよね。誰か記事を作ってくれ...
誰も作ってくれないので自分用として、久々に記事を書くことにしました。
固定IPアドレスの設定方法は、一番最初に躓くところではないでしょうか。
では、Linux環境での固定IPアドレスの設定手順を詳しく解説します。手順を理解することでちょっぴり今までよりは自信を持つことができるでしょう。
前提条件
マシン:virtualbox上で仮想マシンを構築
OS:RockyLinux9
ネットワークアダプタの名前を確認
今のネットワークを確認しましょう。以下のコマンドを実行するとlocalホストとネットワークアダプタの名前が出てきます。
ip a
この時点では固定IPは設定されていないのでとりあえずネットワークアダプタの名前だけメモしておきます。
以下の画像ではネットワークアダプタの名前は "ens192" ですね。
固定IPの設定
では、固定IPを設定していきましょう、DNSとゲートウェイはネットワーク管理者の方に聞いてみましょう。
ネットワーク設定コマンド
以下のコマンドたちは自分の環境に適したものを使用してください。
1. IPv4アドレスの設定
nmcli con mod enp0s3 ipv4.addresses "192.168.000.000/24"
"enp0s3" インターフェースのIPv4アドレスを設定します。
2. デフォルトゲートウェイの設定
nmcli con mod enp0s3 ipv4.gateway "192.168.000.000"
"enp0s3" インターフェースのIPv4のデフォルトゲートウェイ(ルーターのIPアドレス)を 設定します。
3. DNSサーバーの設定
nmcli con mod enp0s3 ipv4.dns "192.168.000.000"
"enp0s3" インターフェースのIPv4のDNSサーバーを 設定します。
4. IPv4設定方法の変更
nmcli con mod enp0s3 ipv4.method manual
“enp0s3” インターフェースのIPv4設定方法を固定IPに変更します。
5. ネットワーク接続の再起動
nmcli con down enp0s3 ; nmcli con up enp0s3
"enp0s3" インターフェースのネットワーク接続を一時的に切断(ダウン)し、その後再接続(アップ)します。
確認作業
最後にもう一度"ip a"を実行してみてください。設定対象のネットワークアダプタのIPが任意のものに変わっているのを確認できましたでしょうか?
もし固定IPの設定が出来たのにもかかわらず、SSHで接続が出来ないと悩まれているようでしたらvirtualboxの設定から見直してみる必要がありますね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。